都遊協総代会 阿部理事長が6期目の再任
遊技通信2022年5月26日
東京都遊協は5月25日、都内水道橋の東京ドームホテルで第55回通常総代会を開催し、任期満了に伴う役員改選で阿部恭久理事長の再任を決めた。
総会冒頭の挨拶で阿部理事長は、コロナ禍に翻弄された2年間で組合員店舗数が大きく減少するなどの厳しい情勢を示した上で、この3月の遊技機規則の技術上の規格解釈基準改正などの明るい話題も示されてきている状況を説明。「行政の理解はもちろんのことだが、風営法議連の存在も大きい」として、政治との関係性を強化する必要性を語った。特に「ギャンブル依存536万人」報道以降の業界環境の厳しさを振り返り、厚生労働行政に明るい前参議院議員の木村義雄氏を業界挙げて支援する意義を示した。
議案審議では上程案件はすべて承認された。役員改選では、新理事選任後の理事会で阿部理事長の6期目の再任を決めた。
総代会前には警視庁保安課の増田光春風俗保安対策官による行政講話が行われ、席上、増田対策官は、「旧規則機の撤去と廃棄遊技機の適正処理」「依存防止対策の継続強化」「広告宣伝の健全化」「暴力団排除と再関与の防止」の4点を要請した。
総会終了後には新型コロナ対策をした上での懇親会を開催。日遊協の西村拓郎会長、全関東連の佐藤孔一会長、都遊協顧問を務める小倉將信衆議院議員が来賓挨拶を行った。また、7月の参議院選挙の全国比例に出馬予定の木村義雄氏が挨拶を行い、業界の雇用や納税といった貢献をさらに推し進めるための産業育成の重要性を強調し、「その実現に向け、皆さまと手を取り合っていきたい」と述べた。