三重県遊協総会 遊技ファンの回帰に向けた対策を推進
遊技通信2022年5月20日
三重県遊協は5月17日、津市のホテルグリーンパーク津で第61回通常総会を開催した。
総会冒頭の挨拶で権田清理事長は、「県遊協では、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う休業要請があった際に、100%休業を全国に先駆けて実施し、組合の結束の強さを示すことができた。業界への激しいバッシングがあったが、こうした誤解を招くことがないようにするためには地域との交流を図りながら業界に対する理解を深めていただく必要がある」として、継続的な社会貢献活動の必要性を強調した。
来賓挨拶では、三重県警察本部生活安全部長の祝辞を同生活安全部の岡崎浩司首席参事官が代読。風営法に抵触しない広告宣伝、営業所への年少者の立ち入らせの禁止、規則に適合した遊技機の設置の3点を遵守することを求めたほか、「パチンコ店における強盗事件など、県民が不安に感じる事件も起きているので、駐車場の防犯カメラの設置促進や店舗内外の巡回など、遊技客の犯罪被害や事件事故の防止にも配慮して欲しい」と述べた。
議案審議では令和3年度事業報告、令和4年度事業計画、収支予算案、総会スローガンの4議案すべてが原案通り承認された。今年度の事業計画では、コロナ感染対策の徹底、遊技ファン回帰と拡大に向けた対策、依存問題への的確な対策、ホール内外の事故や犯罪の防止、社会貢献活動の強化、行政や関係機関団体との連携強化の6項目を重点的推進項目に挙げた。
総会では、組合が支援している認定NPO法人・フリースクール三重シューレに運営支援金を贈ったほか、県防連に防犯啓発の物品を寄贈。さらに、依存問題の支援活動などを行う三重ダルクに助成内定証を交付した。