日遊協記者会見、遊技機大型化検討会の進捗など報告
遊技通信2021年7月20日
日遊協は7月16日、本部事務局でWEBを併用した理事会を開催し、理事会後の記者会見で遊技機の大型化に関する検討会の進捗状況などを報告した。
記者会見の冒頭、西村拓郎会長は「本日、理事会とそれに先駆けての加盟団体会議を開催したが、会議では私ども日遊協が横断的な組織としての強みをさらに強化し、加盟団体の皆様とこの業界をどのような方向に進めていけばファンの皆様、そして業界内外の方々のお役に立てるかを第一に考えながら、日遊協の役割をしっかりと果たしていくことを確認した。21世紀決議もご案内の通り、新規則機の進捗状況のスピード感という課題はあるが、だいぶ落ち着いてきており、概ね大きな問題はなく進んでいる。そろそろ業界全体として次の問題、未来に向けた課題に取り組んでいこうという雰囲気になってきている」と述べ、今後、各種の課題に取り組んでいく姿勢を示した。
記者会見では、第2回目の会合が開かれた遊技機の大型化に関する検討会の内容が報告された。事務局によると、検討会では「大型化」という言葉が抽象的であることから、問題点を具体的に洗い出して議論を進めており、ホールからみたそれら問題や課題をメーカー側と共有。次回会合ではホール側が抽出した課題について、メーカー側からの回答が示される予定にあるという。
これについて西村会長は、「我々日遊協にはメーカー団体が加盟しており、日遊協の中で問題をキャッチボールできる環境にある。このことをフルに活かし、横断的組織としての役割を果たしていきたい。また、今はパチンコの大型化だけの検討会だが、パチスロでも大型化や重量化が進んでいる事案もあるので、議論を広げていく必要性などが議題に上がった」とした。
また、記者会見では堀内文隆専務理事が退任し、後任に九州管区警察局長などを歴任した御手洗伸太郎氏が就く予定であることが報告された。